こんにちは。

連日暑い日が続き、オリンピック選手の皆さんにはくれぐれも体調に注意してベストを尽くして欲しい今日この頃です。

今日は、6月に参加した、星槎国際高等学校厚木学習センター主催の第1回子どもと親の関わりセミナーについてです。

子どもの教材や学習支援などで交流があり、私の友人でもある厚木学習センター副センター長の原彩子氏が講師ということもあり、参加しました。

今はオンラインで参加できるので、世界中どこにいても、このような機会があり有難く思います。

今回は、このセミナーで学んだ「多様化する子ども達の進路」と「子どもと親の関わり方」についてお話ししようと思います。

アットホームな雰囲気で、リラックスしながら、ためになる話を聞くことができました。
また、質疑応答の部分も、非常に参考になる事例が多かったです。

今回の記事に含まれるもの

✅ 義務教育後の多様な進路について

✅ 子どもとの関わり方

✅ 親子関係の悩みと、親の心構え

多様化する進路と進学の意味

前半の30分では、義務教育後の進路についての説明がありました。

中学校卒業後の進路選びは、多くの子どもにとって最初の自分で決める選択ですね。
その前に受験を経験している子ども・スポーツや芸術などを通して大事な選択経験がある子どもにとっては、最初の選択ではないかもしれませんが、そういう経験のない子どもにとっては【人生で最初の大きな選択】になりますね。

選ぶ以上、当然責任もついてきます。
でも、高校を知らない子どもが、自分に合った学校を間違いなく選ぶって、すごく大変なことですよね。

だから、学校見学に行ったり、学校や塾の先生から助言をもらったり、色々と情報を集めて決めるわけです。

最近は、インターネットやSNSが発達して、現代の子ども達にとって、はネットは身近なものです。そのような中で、進路についても、子ども達はネットから様々な情報を得ています。当然、全てが正確な情報ではありませんが、子ども達は、そのような情報から色々な不安を抱きます。

  • 毎日学校に通えるか?
  • 人間関係はうまくいくか?
  • 勉強にはついていけるのか?
  • 知らない人たちの集まりの中でやっていけるか?
  • 困った時に、相談にのってくれる先生はいるか?
  • 留年せずに卒業できるか?

原先生が勤める厚木学習センターでも、子ども達は、上記の様な悩みを抱えていたと話がありました。

特に、学校生活に楽しみや希望を持てなかった子どもにとって、進学は不安でしかありません。
更に、中学までと異なり、試験の点数が悪く学校に必要な日数通えなければ、留年するという漠然とした不安もあるのです。

そのような状況の中、現在は、子どもの様々なニーズに対応する学校が増えています。厚木学習センターも、その1つです。中学卒業後には、主に以下のような進路があります。

  • 高等学校(全日・定時・通信制)
  • 高等専門学校
  • 専修学校

進路についての詳しい話は、以下の記事に書いていますので、興味がある場合は読んでみて下さい。

今回は、高等学校の全日制、定時制、通信制についての説明がありました。

原先生の星槎国際高校は通信制高校の位置づけです。通信制高校と全日制・定時制高校には主に以下のような違いがあります。

通信制高校

  • 毎日学校に行く必要はない
  • 1つの教科を勉強する時間が、全日制や定時制より短い
  • 決められた出席(年に数回~)日数、課題レポート、試験の点数で、授業の単位が認定される

全日制・定時制高校

  • 毎日学校に行く必要がある
  • 1つの教科を勉強する時間が、通信制より長い
  • 定期試験の点数と決められた出席日数、授業中の態度等の評価で、授業の単位が認定される

勿論、自分に合った学校を探して、進学に向けて準備することは重要ですが、こんな話がありました。

原先生

【自分で勉強する】タイプの完全な通信制の場合は、自力で卒業できるのは全体の3割ほど

勉強するペースを管理して、決められた課題を自力で仕上げ、試験で点数を取るのは結構大変です。

夏休みの宿題が大好き!って子どもに出逢ったことがありません。それを、3年間(3年以上)続けて、卒業するのは、実はとっても大変です。

確かに!!
大人になった今でも、私は、「今日は暑いから運動はやめよう」と、なかなか計画通りにできません。
これを、中学を卒業してすぐに、自力でやるというのは想像以上に大変だと思います。

だからこそ、原先生の学習センターのように、【通学型通信制】を採用する高校が増えているのですね。

高橋

実際の【通学型】の通信制高校には、どんな利点があるんですか?

原先生

①一人では難しい課題も、授業中に先生と一緒に進めることができます。

②学校に通う日数は週に1回~、自分の体長に合わせて選べます。

③国語や数学のような勉強以外にも、調理、スポーツ等々の楽しい活動が多くあります。

サポートも充実していて、学校生活もなかなか楽しそうですね。

そして、最後に原先生から:

進路選びで一番大事なこと

✅ 高校入学がゴールではない

✅ 無事に卒業することが大事

✅ 高校卒業は、自立への第一歩!

入学して終わり!ではなく、むしろそこからスタート。

高校を卒業して、次のステップへ進む為の通過点です。
だからこそ、自分に合った(卒業できる)学校を選択して欲しいという話でした。

子どもとのかかわり方

後半は、長い間教育に携わり、ご自身でも子育てを経験された蛯名先生のお話でした。

現代社会では、10年前には予想もしなかったようなものが常識になり、毎日が目まぐるしく変わります。
学校の勉強や、人とのかかわり方も、親世代が経験したものと、今の子ども達では異なることがたくさんありますね。

そのような中で、親は子どもと、どう向き合えば良いのか?そのヒントを多く聞くことができました。

子どもと向き合う時

✅ まずは受け止める

✅ 子どもの(心の)声に耳を傾ける

✅ 離陸前に色々チェックする

まずは受け止める

家庭でも教育現場でも一番大切で、一番難しいですね。
ついつい大人は、大人の事情や気持ちを【親心】と言って押し付けてしまいがちですね。
勿論、子どもの言い分は、時に稚拙で、指導が必要なこともあります。

それでも、まずは

そうなんだ~。そう思ってたんだ~。

と受け止めて共感しない限りは、本当の意味で物事が前に進まないわけですね。

子どもの言い分を聞かずに、親や教師が無理やりやらせると、一瞬うまくいくように見えるかもしれません。
しかし、失敗すれば、子どもは

だって、お母さんが言ったじゃん!

だって、先生が言ったじゃん!

となり、事態が悪化することが多いです。

子どもの(心の)声に耳を傾ける

あんたはどうすれば良いと思うの?

こんな質問したことはないですか?
?【正解】を求めるような感じで✖


子どもは、親や教師を良く見ています。

どう言えば、叱られないかな?

お母さん悲しまないかな?

と考えます。

でも、そうではなくて、ほんの少し言葉を変えれば良いのだそうです。

あなたは、どうしたいの?


?【純粋な気もち】を聞けそうな感じ?

勿論、親子関係にもよりますが、粘り強く聞いてみると、子どもは一言、二言と本音を話すようになります。
子どもの(心の)声を聴き逃さず、受け止めてあげたいですよね。

離陸前に色々チェックする

離陸=自立です。

目の届かない所に飛び立つ前に:

  • 色々チャレンジさせる
  • 自立への準備をさせる

転ばぬ先の杖で、安全に導くのも1つ。でも目の届く時に、色々チェレンジさせる。
転んだら、手を差し伸べる。
命に関わらない範囲なら、失敗もOK。
自立に足りない部分は、準備する。

親は、何事も我慢と忍耐で見守ることが重要であるとの話でした。

そして、先生は以下のように締めくくられていました。

失敗は成長のもと

失敗が、成功に直結するのではなく、失敗しながら成長する。

それを重ねると成功に繋がる。

親子関係の悩みと親の心構え

親の心構え

✅ 親と子どもは別物

✅ 親は子どもの応援団

✅ 生きる基本だけはしっかり教える

親と子どもは別物

特に母親は、自分のお腹に子どもの命が宿った瞬間から、自分が死ぬとき迄、幾つになっても母親です。
だからこそ、【子どものことは、私が一番知っている!】となりやすいのだそうです。

更に、目まぐるしく変わる社会では、身の周りの情報や環境からも影響を受けます。
重要なのは、親は、子どもの一番の理解者ですが、子どもは、親の所有物ではなく、全く異なる人格だと心得ること。

親は子どもの応援団

私は、親が想像もしないこと(テニスを始めたい!中学受験をしたい!海外に進学したい!)を何度も繰り返してきました。
安全や、失敗した場合、金銭、将来のこと、色々考えると、親はついつい

ダメだ。そんなことお前にはムリだ!できるわけない!

となってしまいがちですよね。

私は、幸運にも、親に反対されたことはありません。

本気で海外に進学したいなら、費用や卒業までの流れを調べて、きちんと説明しなさい。

両親は、常に私の気持ちを確認して、助言・応援してくれました。

心配するのは、紛れもなく親心です。それでも私の両親は、一番の応援団になってくれていたと今は感じます。

①1度はチャレンジさせる。
②一番の応援団になる。
③失敗した時は、また相談して決める。

親の忍耐が必要だけれど、子どもの成長には欠かせないものというお話でした。

生きる基本だけはしっかり教える

蛯名先生は、英語の教員をされてきて、3つの言葉を大切にされてきたそうです。

①Thank you. ありがとう。 
②Please. ~して下さい。お願いします。 
③Excuse me. すみません。

生きていく上で必要な、この3つの言葉をきちんと使えれば、大丈夫!と。

これ、実は海外の子育てでも同じことが言われています。
子どもが言葉を覚えだす時、親は、必ずこれらの言葉を教えます。
人として、生きていく上で、とても大切なことだと思います。

まとめ

人の価値観や、子どもが育つ環境も目まぐるしく変化する現代!

進路選びで大事なこと

✅ 高校入学がゴールではない
✅ 無事に卒業することが大事
✅ 高校卒業は自立への第一歩!

そして、子ども達とのかかわり合いや、親として覚えておくと良いスタンスは:

子どもと向き合う時

✅ まずは受け止める
✅ 子どもの声に耳を傾ける

✅ 離陸前に色々チェックする

親の心構え

✅ 親と子どもは別物
✅ 親は子どもの応援団

✅ 生きる基本はしっかり教える

親も、子育てのプロではないのだから、悩みながら一緒に歩めば良い。1人で抱え込んでしまわず、周りの手を借りながら。

そんな気持ちになれた講演会でした。

9月以降も、厚木学習センターでは、様々な講演会が予定されているようです。
興味がある方は、一度ホームページをご覧ください。

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